N35°47’24”0
E139°40’03”2
111-1
1991

2003


1991
エリア
111
住居
板橋区新河岸1丁目
付近の駅
三田線
高島平
出身地
略
性別
男
年齢
40代
家族構成
大人2人
子供2人
居住
略
付近の家並
木造2階建
鉄骨筋建共同住宅
付近の河川
新河岸川
荒川
付近の総合病院
帝京大学医学部附属病院
板橋中央総合病院
板橋区医師会病院
居住環境
新河岸川を越えると、左手に巨大なガスタンクが在り右手に団地と小学校を見る事ができる。
その団地を抜けると車の往来が激しい道に隔てられた木造2階建の住宅街がある。
この高島平一帯は民間資本によるミニ開発地区と公共資本による住宅開発地区が混在している。
開発というと何やら街造りの基本的理念があるように思われる。
現実は丘を崩して沼を埋め宅地造成する事であった。
ひとつの地域に道を引き道路によって区切る。
それぞれの地区を用途制限の条件を付けて切り売りする。
巨大なコンクリートの塊が引き起こす未来のスラム化の基盤造りを実現した。
今回の調査地域は町外れの趣に満ちていた。
多分、ガスタンクが余りに大きすぎる為だろう。
東京の町はいたるところに町外れとなった街が在る。
東京自体が世界の町外れになる日もあるに違いない。
体制の違いはあったにせよ、官僚主義社会であったソ連の凋落は故ある事なのである。
医療環境
家族構成は本人と妻そして子供であると推定される。
彼は医学的知識と一般教養共に豊富に有している。
思想はリベラルで実生活は堅実である。
彼の妻が長期入院する事態が生じた場合、彼が日常的に病院を訪問する事は困難であると推察される。
しかし、高島平病院に入院する事が可能であったならば、夕食材の購入も便利であり困難は軽減されるであろう。
病院訪問を日常生活に組み込む事が実現したならば、非日常の日常化が完成する。
ひとつの安定した実生活が創設された状態だと言えるだろう。
2008
舛添厚生労働大臣が後期高齢者医療制度の見直しをするという提言を行った。
立法府である大臣の提言という重みがある。
歓迎すべき事である。
福田政権が解散の憂き目に遭う前にこうした提言をしてほしかった。
政権の混乱を避けるという発想が根底にあったのだろうか。
他方、行政官である官僚の発想は常に混乱の回避という事が根底にある。
事態が違法性を伴わない限り、行政府の者として当然の帰結である。
舛添厚生労働大臣は立法府に根底を置く行政官でもある。
内閣の混乱を避けたかったのだろうか。
どちらの側面を強く保っていたのだろうか。
立法府の者として福田政権が健全な時期に、舛添厚生労働大臣は大胆に提言すべきであった。
混乱を招く事ではなく、政権を支える礎となり得た筈である。