

付近の駅
1991
総武線
新小岩
新小29
本一色
新小20
新小岩4丁目
2006
総武線
新小岩
新小29甲
新小29乙
新小20
新小30
本一色
出身地
略
性別
男
年齢
40代
家族構成
大人1人
子供0人
居住
略
付近の家並
1991
木造建切り妻造
寄棟造
腰折れ造
2001
鉄骨筋造
鉄筋建
木造建居宅
付近の河川
小松川
境東支川
中川
前堰
1991
付近の総合病院
岩井総合病院
2005
付近の病院
小松川病院
まつしま産婦人科小児科病院
同愛会病院
江戸川病院
岩倉病院
岩井整形外科内科病院
片山病院
住居
江戸川区本一色3丁目
GPS
N35°42′53″
E139°52′28″
居住環境
1991
かつてこの付近一帯は花卉や野菜を生産する近郊農業地域であった。
この辺りの家々を詳しく観察すると、家の古さや建築様式そして使用形態から次のような事が分かる。
まず、千葉街道沿いに主に寄棟造りの併用住宅である町家ができた。
そして何らかの事情で店をやめ仕舞屋となった。何軒かは再び改築して店を始めた。
次に、新しく切り妻造りの商店である町家が多くできた。勿論、この中の何軒かは建て替えしたものである。
また、腰折れ屋根造りの納屋や茅葺き屋根の上にトタンをかぶせたような農家造りの家も散見できる。
他方、都心に近いという理由と地価が比較的安いという理由から、駅に近づくにしたがって新築の大きな鉄骨筋造りの共同住宅が何棟も建っている。
夕暮れ時の新小岩駅付近は都心からの帰宅者で溢れている。
途中で夕食の買い物をする人、まっすぐ家に帰る人、その一群は脇目も振らずに自宅への道をいそいでいる。
急速に変容する街は、そこに住む人々の個性ある顔そして人生を覆い隠してしまうようだ。
2006
かつて駐車場であったような所は鉄骨筋造の建物が建ち、駅周辺は都市東京の外れに位置している事を感じさせない。
しかし、少し歩くと青空が広がり都市郊外である事を実感させてくれる。
交通の便は相変わらず良くない。だが、人口だけは増えているようだ。
医療機関をはじめとする環境整備が追いついていないようだ。
医療環境
1991
家族構成は一人暮らしである。彼は夕食は自炊しているが、栄養バランスは偏っている。また、医学や医療に高い関心と見識を持っているが、自己との関わりにおいてであると推察される。
彼が長期入院した場合、実家若しくは親戚等の者が見舞い訪問に訪れる事が十分予想される。
この際に彼の住居が近くに在る事は余り意味を成さない様に思われる。
理論としての類型は、具体的事例を基礎とする関係からより概念化しやすい事例を選択してきた。
今回のように、このエリアに適当な他の事例が見当たらない場合は独居人も選択せざるを得なかった事を明らかにしておく。
2006
調査対象者は現在62歳である。年金生活か再就職生活か定かでない。
いずれにせよ、所得が減る一方で医療費等がかさみ、生活の質的低下は想像に難くない。
人間が生活していく医衣食住という基本柱の医の部分が、人生の最終章付近で生活の質を低下させる要因となってしまっている。
常民の生活に於いて、人の一生を見据えた実生活構造の構築が求められてる。
政治をはじめとする制度という人工物の役割はここにあるのではないか。