041-1





付近の駅
1991
東西線
南砂町
都営バス
門21
南砂2
秋26
夢01
亀29
草28
錦14
境川

2006
東西線
南砂町
都営バス
23
22
21
出身地

性別

年齢
40代
家族構成
大人4人
子供0人
居住

付近の家並
1991
鉄骨筋建

2002
鉄骨筋建高層住宅
鉄筋建
鉄骨建

付近の河川
小名木川
横十間川(運河)
荒川
東京湾

1991
付近の総合病院
あそか病院 江東病院

2005
付近の病院
寿康会病院
協和病院
サワイ病院
藤崎病院
鈴木病院
深川立川病院
木場病院
順天堂大学医学部附属東京江東高齢者医療センター
愛和病院

住居
江東区南砂2丁目

GPS
N35°40′10″
E139°49′34″

居住環境
1991
 江東区の中で、この一角は南砂町住宅という大きな団地群がある。
 現在、ここには三つの小学校と一つの中学校がある。この事により、ここに住む住人の家族構成を察する事は可能である。
 子連れの若い所帯が多いと推察できる。団地群の形は日照や風害を考慮したように、くの字形になっている。
 それは独特の空間を造り出している。団地の中庭には伸びきらない木々がそれでも精一杯に枝を伸ばしている。
 尚、団地群の一角に江東区役所と文化センターが建っている。
 余談であるが、江東区役所のなかの食堂は、品数が豊富で味も良い。数多い区役所の食堂のなかでは訪れる人に期待させるほどの種類が揃っていた。

2002
 木々の枝は剪定を受けているが枝を大きく伸ばし、葉は大きく広がっていた。
 明治通りを行き交う車列は引きも切らず流れている。前回の調査時と比較して道路の接続状況などが大きく変わったわけではない。
 変わった要素といえば、車載ナビゲーションシステムが大きく発達した事である。
 この結果、団地居住地区にも関わらず表面的な活気が感じられた。

2007
 5年前もそうであったが、休日にも関わらず団地の公園や広場は高齢者が多くおり子供たちの遊ぶ姿は少ない。
 団地の年齢構成は高齢者と青少年となり、団地公園で遊ぶ幼年の子供が少なくなった事によるのだろうか。
 団地内に駐車している車の数は多くなっている。しかし、休日にも関わらず駐車台数が多いという事は小学生あるいは幼少の子供とドライブに行く事も無く。
 夫婦もしくは単身でドライブに行く事も無い年齢構成になっているのだろう。

医療環境
1991
 家族構成は老親と本人と妻そして成人した子供であると推察される。
 彼は医学的知識が豊富であるが、自己の問題に関する限り医師との関係において受動的である。
 思想的にはリベラルであるが、こうした性格はアンケートでも反映しており積極的な意見を控える傾向にある。  彼の妻が長期入院をする事態が発生した場合を想定する。彼が妻を見舞うなどした場合、次のような事態が推察できる。
 彼が食材を求める場所から推定すると、二つの総合病院は居住地からバスで約2KMの所に在り訪問するには不便であると言える。

2002
 アンケートは1991年の2月から5月にかけて実施したものである。回答者の年齢は既に60歳である。
 1991年の想定は現実味を帯びている。街を取り巻く医療環境はあまり変化はしていない。
 どの地域とも共通しているが、診療所の変化は激しいものがある。様々な要因が考えられるが、年齢構成や交通事情の変化と無縁ではないだろう。
 夫婦二人が残った場合、食品売り場が団地内にある事などを考慮すると病院の選択肢が広がった事などから、医療環境は良くなっていると考えられる。
 独立してゆくあるいは独立していった子との距離や交流が、心理面に及ぼす影響までを、経年考察する対象となすべきなのだろう。

2007
 交通事情の変化として、東陽町駅から東部療育センターや高齢者医療センターを巡る循環バスが陽20として運行された事がある。
 この事はこの地域の住民だけでなく、広域の病弱な高齢者を対象とした医療センターを開設した事を現している。
 現状はどうなのであろうか。団地の住民で滿床になる可能性もあるのだろうか。この路線の存続あるいは消滅により判るだろう。
 団地の社会構成は、団地住民の年齢構成や成人した子供たちの所得及び親との家族社会関係に拠るだろう。
 団地居住者の変化は部屋の売買による交代や借家人の交代による。
 また、物理的要因および経済的要因として、居住スペースや部屋の構成そして所得に規定される転居の有無に拠るだろう。