037-1





付近の駅
1991
総武線
小岩
二階02
錦27甲
錦27乙
小岩駅入口

2006
総武線
小岩
27
小岩駅入り口

出身地


性別


年齢
40代

家族構成
大人2人
子供1人

居住


付近の家並
1991
鉄骨建工場
木造建居宅
共同住宅

2001
鉄骨鉄筋共同住宅
鉄筋建工場
木造建居宅

付近の河川
中川
小岩用水
江戸川

1991
付近の総合病院
岩井総合病院

2005
付近の病院
西村記念病院
小松川病院
江戸川病院
岩倉病院
岩井整形外科内科病院
片山病院

住居
江戸川区南小岩6丁目

GPS
江戸川区興宮町26土手上
N35°43′10″
E139°52′52″


居住環境
1991
 対岸から眺めた街は戦後の混乱をそのまま持ち込んだような感じである。
 それは雑然とした風景であり、やみくもに建てられた家並がシルエットのように夕暮れの岸辺に浮かんでいる。
 うず巻き合流している筈の用水路は生活雑排水路となっている。
 満潮時に逆流を防ぐ目的で造られた水門によって旧江戸川と隔てられている。
 そうした風景に囲まれながら、辰巳新橋は鉄の橋ながら昔の橋梁工法に似せた造りで川に渡してある。
 黄昏にそこを渡る人々は浮世絵の世界にいるのであった。

2006
 以前にここを訪れた時、梅雨6月の日は落ちかけていた。今回は2002年花粉飛び交う4月であった。
 対岸の様子はあまり変化が無かった。この撮影の後、現地に行った。
 こうした印象を払拭する景観に会う事は無かった。

医療環境
1991
 家族構成は本人と妻そして子供であると推定される。
 彼は医学的知識は少ないが、リベラルな思想の持ち主である。
 診療に関しては納得のゆく医療を望んでいる。
 彼の妻が長期入院する事態が発生した場合、夕食の支度等、実生活の変更を余儀なくされる事が推察される。
 子供が長期入院する事態が発生した場合、病院と居住地の地理的条件から考察して、それまでの実生活の習慣は余り変更が無いものと考えられる。

2006
 15年の歳月が流れ、ゆったりとした景観の変化に比べ人の変化の激しさに感じ入った。
 人生において気力経験ともに最も充実していた調査対象者は60歳の定年まで2年を残すところとなった。
 出身地の沼津とは比べようもないが、自然の景観を取り戻しつつある江戸川流域に余生を委ねるのであろうか。
 加齢とともに往き付けの病院もできて現在の居住地を離れる事が難しくなってくる。
 往き付けの病院や診療所の存在は定年後に現居住地を離れられなくなる重要な要因である。
 医療環境の分析要因も加齢とともに変化するのである。