GPS
N35°44'00.6”
E139°47’53.1”

015-2

1991



2003



1991

エリア
015

住居
荒川区南千住6丁目

付近の駅
日比谷線
南千住

都電
三ノ輪駅

草43
千住大橋

出身地


性別


年齢
40

家族構成
大人3人
子供0人

居住


付近の家並
木造建切り妻造
鉄筋建雑居ビル

付近の河川
隅田川

付近の総合病院
下谷病院
関川総合病院

居住環境
この付近は日光街道に面していながら繁華街にならなかったようである。
北千住はかつての宿場町として栄えてこんにちに至った。
対して、そこと三ノ輪を結ぶ線上に位置するこの辺りである。

かつては田畑や空き地があり閑散としていた。 第二時世界大戦後になり町家も増えたが、変わらず家並は雑然としている。
その後の街の変容は下町の猥雑さを引きづったままである。
住宅街なのか商店街なのか歓楽街なのか判然としないままに今日に至っている。
一見すると、この町もまた街としての纏まりに欠けているようである。
しかし、これが下町独特の纏まり方なのかもしれない。

医療環境
家族構成は本人と親そして夫の3人暮らしと推察される。

私立学校教職員共済組合下谷病院には日比谷線三ノ輪駅から乗り換えることなくゆく事ができる。

彼女は生真面目で真摯に物を考える性格である。
食生活はそうした性格を反映した保守的な質素なものである。

この家族構成で老親若しくは夫が入院した時、看病の負担の総ては彼女にくる事が予想される。
何故ならば、日本の家族社会関係での女性の位置は家父長的支配から脱却しておらず、特にこうした保守的な家庭ではその傾向が強いからである。

他方、彼女が入院した時は夫や老親からの看護は期待できず、病院に総てを委ねる結果を生むのである。

これまで家族による看護の内容を特定しないできた。
具体的に例示をすると下着の洗濯や買い替えなど身の回りの世話や患者の心を支える訪問等である。
以降も同様の主旨で使用する。

この付近は雑然としており地域的つながりの少ない所である。
しかし、比較的住宅が密集して居る。
彼女が病院を訪問して帰宅する際の危険は少ないであろう。

2008
日本各地の大都市に於ける医療機関がどの様な立地状況にあるのか。
特に変位地形との関係に重点をおいて調査を開始したい。
明日はその為の重要なアイテムであるオートバイが手元に届く。

2001年の構想から既に7年もの月日が経過している。
しかし、変位地形に関する地理学的あるいは地学的そして地球物理学的基礎勉強をするには短すぎた時間であった。
問題のある性格だが、取り敢えず現地踏査あるいは巡検をするつもりである。
都市断層あるいは変位地形を直接観察するのは難しいと考えた。
そこで、割れ目の延長の山中や海岸線を観察する事とした。
観察地点への行程は狭路がある事を想定しオートバイで行く事にした。

調査方法は最初に衛星写真と航空写真による変位地形の判読、次に古地図や古文書等の文献整理を下準備とするつもりである。
そして、現地踏査における視覚観察からの情報を得る予定である。
この為、山中や海岸線等の自然地形と人工地形の変遷を整理中である。
また、樹木の植生学的知見がこの手助けをしてくれると考えている。
鎮守の杜等に象徴される各地の神社仏閣の社叢学的知見が役に立つと考えている。
調査票のデーター収集項目を用意できるか。
調査の進行に伴い増えて行くだろうと考えている。

今日5月31日、東京都の新聞折り込み広報が入っていた。
標題と内容の乖離に驚かされた。
ついで、さまざまな事について再考させられた。
結果、医療費は年齢を問わず公費による全額負担で無料であるとするのが最善の方策と考えるに至った。

その理由は単純明快である。
医療は実生活構造の重要な要因である。
しかし、誰もが病人でありたい筈はない。
病人が増加するのも減少するのも、社会構造とそこに暮らす人々の置かれている状況によって変化するわけである。
この意味で、医療費の増減と費用負担もまた社会関係の表出であり反映である。