106-2

GPS
N35°44’35.5”
E139°36’13.4”

1991
画像



2003



2009




1991

エリア
106

住居
練馬区石神井町3丁目


付近の駅
西武池袋線
石神井公園

都バス
宿62
三原台1丁目
西武バス



付近の家並
鉄筋建
木造建寄棟造
木造建切妻造
鉄骨筋建

付近の河川
石神井川
田柄川
白子川


付近の総合病院
練馬総合病院

居住環境
ここは環状道路八号線と富士街道そして笹目通りに囲まれている。

この地域は石神井公園という僅かに残った自然環境を生かし切れずにいる。
乱開発の末であろうか纏まりのない街となってしまっている。

鉄骨筋建のビルは辺りの家並と調和する事もなく唐突に建っている。
周辺の家並はそのほとんどが建て直しをする事も無く、そうしたビルと共に20年以上前からの乱雑な街の様相を保っている。

新しいビルが新しい街造りの中心となる条件は何か。
その建物でどんな事業が行われるのかという事である。
そのビルが建つ事によってもたらせる住環境への影響と派生効果である。
周辺の人々が街造りに関心を持つ契機となるのかどうかという事である。

医療環境



2009
人は変わるが街は変わらない。
この付近は1991年の時と殆ど変わらない。

どの街も表通りは大きく変わる事がある。
だが、裏通りは殆ど変わらない。

人は年を取り雰囲気も変わる。
だが、営まれる暮らしは殆ど変わらない。

実生活構造は変化しない。
医衣食住である。

政治はこの常民の暮らしを支えるべきである。
そこの視点から外交も行うべきである。

きな臭い外交政策はこうした実生活構造を破壊する。
国家の垣根からの脱却は何時の日となるのだろうか。


日々の喜びと悲しみは日々の生活のなかにある。
いかなる軍事行動も日々の生活を戦闘行動一色に染める、

いつの間にか、戦いの為の戦いになる。
総ての生活観も価値観も戦闘行動の正当化に集約される。

万が一、この石神井の街も戦場となれば破壊されるだろう。
人通りも無くなるなるだろう。
2009年6月、思いを過日の出来事に寄せていた。


武谷三男氏と大塚久雄氏は石神井の街でマルクス論とウェーバー論を展開していたとの事。
両氏の思いは共通していたようである。
石神井の街の平和と日々の暮らしの再構築であった。
先人の重いと努力を無に帰する事だけは避けるべきである。